リレンザとタミフルの写真

リレンザはインフルエンザの治療薬として初めて開発された薬です。しかしタミフルの名前の方が有名であったりします。果たしてどちらの方がインフルエンザに対して有効なのでしょうか?

高熱が出たがリレンザは1種類?

リレンザは2000年12月に日本で最も早く発売されたノイラミニダーゼ阻害薬で、インフルエンザウイルス感染症に対して使用されています。リレンザは有効成分の含まれる粉末を直接吸入して気道にいきわたらせる治療薬です。翌2001年に内服薬タイプのタミフルが発売されると、簡単な使用法であるタミフルが治療の第一選択として選ばれるようになり、リレンザは2番目の存在でした。しかしながら、タミフル服用中に10代の子供が異常行動を起こし、転落死する事故が相次いで起こったため、そこからはタミフルの代替薬として広く使用されるようになってきています。この時タミフルの脳内への移行による影響が疑われたため、より脂溶性が低く脳への移行性が低いと考えられるリレンザが使用されるようになったのです。
このリレンザに関しては剤形は吸入薬1種類だけです。吸入薬という剤形をしている利点としては直接患部に薬が届くため、内服薬より即効性が期待できることが挙げられます。しかしながら吸入がうまくできなければ効果は落ちてしまうため、小児や高齢者にとっては使用が難しい薬でもあります。そういった場合には違う種類の抗インフルエンザ薬の使用を検討すべきでしょう。ノイラミニダーゼ阻害薬だけでもリレンザ以外にタミフル、イナビル、ラピアクタと3種類が存在します。イナビルはリレンザと同じ吸入タイプですが、リレンザのように5日間連続使用する必要がなく1回の使用で治療が終了します。ラピアクタは点滴静注することで投与するため、吸入、内服がともにできない高齢の方にとっては使用しやすい薬となっています。それぞれに特徴があるので、自分のライフスタイルにあったものを医師に選択してもらいましょう。